SSブログ
前の9件 | -

長短 [もろもろ]

令和六年一月三日

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年の干支画像は、鈴木春信「見立半托迦(みたてはんたか)」です。
20240103.jpg
鉢から龍を出したという逸話のある十六羅漢の一人、半托迦尊者が題材です。
本年は辰年、鉢から溢れ出る昇り竜の様に、どなた様の運気も上昇間違いなしですわ〜。

今年は元日から大変な災害やら事故やら立て続けに起きて、辛い年明けとなってしまいました。
被害に遭われました方々には謹んで哀悼の意を表し、お見舞い申し上げます。
どうか早く復興なって、元通りの日常が戻ってきます様に。
出る杭は打たれるとか抜け駆け許さんとか多様性がないとか、揶揄されがちな日本人気質だけど、こういう時には役に立つのです!!
頑張ろう、日本。
コメント(0) 
共通テーマ:コミック

みんなゆるゆる [もろもろ]

令和五年十二月三十日

二十八日まで開催されていた丸紅ギャラリーの企画展「源氏物語 よみがえった女房装束の美」観てきました。
近現代の宮廷装束を見学する機会はちょいちょいあるけど、平安時代までの萎装束の再現なんて初めて見るから、胸も躍りますわ。
展示は画像とほぼ同じで、中の人だけがするりと抜け出た空蝉状態でした。
20231230-1.jpg
思ったよりこじんまりとした装束の印象だったのは、まだ唐風装束の名残が感じ取れたからかな。
身幅と丈がどんどん広がって伸びていってこうなりましたって。
袖は身頃に全部付いてて袂がない、襲袿はみんな同寸法だから下にいくほど撓む、巻きスカートだった裳は巻けなくなって腰に乗せて置くだけになって。
こんなゆるゆるガバガバの装束でいいのかと心配になるけど、普段は座った状態だし移動は膝行だし、ちょっと押さえて引きずるようにすれば問題なかったんでしょうね。
柔かく体に添う萎装束だからできたことかも。

今回は女性の萎装束だけだったけど、いつか男性の萎装束も見てみたいです。
女性の装束の国風化はまだ解りやすいけど、男性の装束はなんでこれがこうなるの?って不思議に思うところがあっても、ちゃんと理屈が通ってたりして面白いんですよね。

これは私の個人的な印象なんですけど、日本人て着るものを何故かゆるゆるガバガバにしたがる気がするんですよね。
高温多湿対策だけでは割り切れない気がするんですよ。
洋服の時代になった現代でさえ、常にゆるゆるガバガバのデザインはあるし、たまにピチピチパツパツで布地が少ないデザインが流行っても、あんまり主流にならないというか。
体型を露わにしたがらないだけでは収まらないような、なんだか「本体」を隠したがってるように思えます。
そういえば日本人て体だけでなく、素顔とか本名なんかも隠したがりますよね。
まるで、正体を知られたら魂まで持って行かれるというような、古代の防衛本能が今も遺伝子に組み込まれてるんじゃないかという気がします。
ゆるゆる、面白いな。

さて今年はコロナ渦中控えてた展覧会に幾つか行けて嬉しかったです。
大袈裟かもしないけど、命あってこそなんて思ってしまいます。
今年も色んな方面でお世話になりました事に感謝致します。
ありがとうございました。
どなた様もどうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年もまた宜しくお願い申し上げます。
20231230-2.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:コミック

春のおとづれ、春のかさね [もろもろ]

令和五年一月九日

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
松の内も過ぎてしまってお恥かしい。御容赦下さい。
そして成人の日ですね。新成人おめでとうございます。
新成人様にもどなた様にも、善きおとづれがかさねがさねありますように〜。

今年の干支画像は鈴木春重(司馬江漢)の「青楼雪」です。
harushige.jpg
作者名と画題は私が書き入れました。吉原の雪という意味ですね。
画面の下の方に、黒いお盆に載った雪兎がいます。
真ん中の若衆がお客、左右の娘が遊女でしょうか。
左の娘の帯は平十郎結びですね。
窓の外は雪景色、その中を駆けていく駕籠かきの姿が小さく見えて、深々とした風情が身に迫って感じられます。
さすが春信…ではなくて、春重、の作品なんですね、この浮世絵。
一文字違いの紛わしい筆名とそっくりの絵柄だから、私、暫くの間春信の絵だとばかり思い込んで騙されてましたわ(笑)。

この鈴木春重という人、実は鈴木春信の弟子だった人で、春信の没後に春信そっくりの絵と名で浮世絵を描いてたんだそうな。
今でもありますもんね、亡くなった作者の代わりに元アシスタントが未完の遺作の続きを書いたりするの。
春信の代わりに春信の絵を描いてるつもりだったのかな。
後に司馬江漢という名で洋画家、学者、文筆家などで名を上げて、近年では日本のダヴィンチなんて評される事もあるんだとか。
何でも探究しないと気が済まない性分だったんでしょうか。
本当に、良い意味で春信そっくりですもの。
春信大好きだったんでしょうねえ。
コメント(0) 
共通テーマ:コミック

ニャンニャン財布 [もろもろ]

令和四年十二月三十一日

スーパーの催事売り場でお会計してたら、すぐ近くで「ニャンニャンいるの~。」という声が聞こえてきました。
まるで幼な子をあやすかのような、優しげな中年男性の声で。
何だろうと思って声のする方を見たら、レジの後ろで何か作業をしていた男性店員が、マスク越しにも判る程の満面の笑みを浮かべて、私の方をじっと見つめていたんですよ。
まるで五十代の頃のマルチェロ・マストロヤンニを日本人にしたような、渋くて素敵なイケオジ様が。

(一体何が起こっているのだ?!)と私はパニック、レジ係のお姉様はそれ以上にパニック、同僚を二度見どころか五度見くらいして狼狽えてましたわ。
そして時空を瞬間凍結させたまま、マルチェロおじ様はさらに続けたのです。
「ニャンニャン可愛いね〜ニャンニャン〜。」

(もう駄目だ!!解らない!!)ニャンニャン爆撃の連続投下を喰らって、一瞬意識が飛びそうになった私でしたが、そこでハッと我に帰りました。
「これ?!この財布?!」
nns.jpg
(画像は参考です。(笑))
その時私が使っていた財布、猫の顔写真がリアルプリントされたものだったんですよね。
そう、マルチェロおじ様、私じゃなくて、私の財布を見つめていたんですねえ。
レジ係のお姉様も私の財布を見て「ああ!!」と安心され、マルチェロおじ様はなおもご機嫌でニャンニャン言いながら作業を続けられて、何事もなかったかのように時空は元に戻りました。

実はこれまでにもその財布を使っていると、時々レジやサッカー台で「あら~」と声をかけられる事があったんです。
でもそれはいつも女性で、男性に声をかけられたのは初めてだったので、かなり感動しました。
猫を見るとニャンニャン言わずにいられない衝動を隠そうともしないなんて、なんて身も心も素敵なイケオジ様なんだろうって。
来年もマルチェロおじ様が沢山ニャンニャン言える年でありますように〜。

さて、今年も何とか無事に過ごせた事、本当に有難いと思います。
いつだって何が起こるか判らない世の中ではあるけど、来年は誰もが歓喜に溢れてピョンピョン跳ね回るような年になる事を願います。
今年もお世話になり有難うごさざいました。
来年も宜しくお願いします。
どなた様もどうぞ良いお年をお迎え下さい。
コメント(0) 
共通テーマ:コミック

虎は千里の勢いで [もろもろ]

令和四年一月八日

新年明けましておめでとうございます。
今年も何卒宜しくお願い申し上げます。
松の内ギリギリで恐縮です。
今年の干支画像は、円山応挙の虎の絵です。
r4oukyotora.jpg
まるでスコ猫みたいにふくふくと丸っこくて可愛らしい虎ですね。
生きてる虎を観察するのが難しかった時代、虎の皮や骨や、猫を参考にして虎の絵を描いたと言われますから、どうしても猫っぽくなっちゃうのが微笑ましいですね。

虎は日に千里を走り、巣穴の子虎を思ってまた千里を戻ると言われ、勢いの強さと生命力と愛情深さに溢れた獣とされる事から、それにあやかり新婚夫婦や新生児に虎の置物や玩具を贈る風習が生まれたそうな。
だからきっと、今年は虎力で世間の色んな困難も木っ端微塵に吹っ飛ばされますわ!!

そういえば私は新年早々ライオンの夢を見てしまって、寅年なのになんでライオンなんじゃと自己突っ込みしたのはまあ置いといて、かなり危険な夢だったのですよ。
掃き出し窓に鼻先突っ込んで部屋の中に入って来ようとする巨大な雄ライオンを何とか追い出そうとする夢。
…勝ったわ!!
デコパンチと鼻ピンで!!ライオン撃退!!猫か!!(笑)
もし現実だったら到底助からない事態ですから、これはきっと、もしも命も危ういような苦難に遭ったとしても乗り越えられるよって、夢のお告げと思います。
新年早々縁起が良いわ〜。
コメント(0) 
共通テーマ:コミック

神殿から御出勤 [もろもろ]

令和三年十二月三十日

いよいよ明後日は歳が明けます。
この一年何とか無事に過ごせた事に感謝致します。
神様仏様御先祖様皆々様、生かして頂いて有難うございます。
来年もまた宜しくお願い申し上げます。
皆皆様方の弥栄とご健勝をお祈り申し上げます。
なお分散参拝で初詣はもう済ませましたよ。

個人的に今年一番印象に残った世間の出来事はエミュー大脱走でした。(笑)
そしてなかなかしつこい感染症問題もまだしばらくは続きそうだけど、どうか来年こそは収束に向かいますように〜。
明るい年明けを願って、昔々に撮った画像ですが貼らせて頂きますね。
伊勢神宮内宮の宇治橋前の大鳥居からの日の出です。丁度今頃の時期に見られるんですよね。
ujibasihinode.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:コミック

ウシシでモ〜猛攻 [もろもろ]

令和三年一月十一日

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
牛に引かれて善光寺詣り〜とばかりに、
本年もどなた様にも良き巡り合わせが多くありますよ〜。
kuroushizu.jpg

とはいえ新年早々首都圏は緊急事態宣言が再発出されたりして、
大変な年始になりましたけど、
どうぞどなた様も油断せず身辺にお気をつけてお過ごし下さい。

コメント(0) 
共通テーマ:コミック

賽銭ルーレット [もろもろ]

令和二年十二月二十九日

今年もお世話になりました。有難うございました。
このコロナ禍に、何とか無事に生き延びられた事に感謝します。
来年もまだしばらくは油断ならない世相が続くでしょうけど、
どなたさまもどうぞお気をつけて、そして良いお年をお迎え下さい。

コロナ禍の他にも実は個人的に色々大変な年だったんですけど、
良い事も少しありました。
獅子座流星群で人生二番目に大きくて綺麗な流れ星を見られた事。
生きてていいって言われてるみたいで、元気が出ました。
またあんな綺麗な流れ星が見たいって思えるからかもね。
いつか火球も見て見たいです。

クリスマス前に近所の神社へ早めの初詣に行ったら、
おみくじで大吉が出た事。
大吉なんてここ何年も出た記憶がないから、素直に嬉しいです。
今の境遇が大吉状態なのかと思ったら堪らないけど、
ちゃんと「来年に備えて心構えを整えておきなさい…」とあって、
神様ちゃんと今の世相を解ってるんだなぁって感動しました。

さて寺社へお参りする時にちょっとした遊び感覚で
賽銭ルーレットってのをやるんですけど、
何のことはない、ただその時持ち合わせの小銭をまとめてポケットに入れて、
社殿やお堂毎につかみ出した小銭をお賽銭箱に入れるってだけです。
つかみ出した金額が神仏の思し召し〜ってわけで、金額に迷わずに済みますし。
ただしポケットに入れるのは百円硬貨以下です。
五百円硬貨つかみ出してしまうと経済的心理的消耗が激しいので(笑)。
かの御木本幸吉翁が事業で成功する前、賽銭入れ過ぎたって神官に無理言って、
取り返したって話を聞いた事あるし、無理して不相応な事はしませんわ(笑)。

天然物コンクリート肉球スタンプ〜。
nkq1.jpg

補修したのか埋め直した跡が所々残ってましたが、
nkq2.jpg
殆ど劣化して剥がれちゃってました。さすが、肉球パワーは無敵なのね。
nkq3.jpg

立ち止まったのかな。並んだ肉球可愛い。
nkq4.jpg

コメント(0) 
共通テーマ:コミック

ホームページ開設サービス終了 [お仕事 漫画 アニメ等]

令和二年九月二十一日

突然ですが詳しくはこちら(So-net内記事)→「U-Page+」サービス提供終了について

So-netのホームページ開設サービス終了に伴い、来年一月二十八日午後三時に、HTML版ホームページ「秘密のおハナはんWeb」は公開を終了致します。
途中、公開停止期間などはございましたが、長年お世話になり有難うございました。
以後はBlog版のみ維持公開致します。

昨年So-netブログが事業譲渡された際、譲渡先での事業の維持継続に不安を感じた為、一度は閉鎖したホームページを再公開した訳でしたが、そのホームページ開設サービスも終了されてしまうとは想定外でした。
考えが甘かったですわ、自分。
今やホームページどころか、ブログサービスもどんどん終了されていってるというのにね。

ならば素直に今主流のSNSやればいいのかもしれないけど、それはちょっと趣旨が違う気がしますし。
そもそもは自分が昔描いた物の責任は取りたいから窓口を開けておきたくて、それで未だWebサイトを維持している訳なので。
実はレンタルサーバ使う手もありますけど、改めてサイト再構築して維持管理するのは負担が大きくてちょっと無理ですわ、今の自分には。

それにしてもWebの世界は変遷が速くて、予測もつかないのが不安でもあるけど、楽しみでもありますね。
このコロナ禍の世にあっても、リモート生活が出来るのはWebのお陰だと思いますし、あとはデマなどに惑わされないようにして。
どうか早くこの禍が収束して、転じてよりよき世界の発展へと繋がりますように。

田無神社行ったらアマビエさんの幟が沢山!!
020921.jpg
コメント(0) 
共通テーマ:コミック
前の9件 | -
(C) 池部ハナコ IKEBE, Hanako   
池部ハナ子

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。