SSブログ

猫も潮時? [お仕事 漫画 アニメ等]

平成19年8月31日(金)

この間まで創刊ラッシュだった猫漫画雑誌、
なんだか猫のファッションアイテム化を助長してるような気がして不安だったんですけど、
最近は休刊ラッシュになってきましたね。
そろそろブームも落ち着いてきたという所なんでしょうか。
どうか捨て猫が増えたりしませんように。

おこがましいにも程がありますが、
ささやかでもストッパーの意識を忘れずにいたいという気持ちでお仕事頂いてきたつもりでした。
でも、それもなかなか難しい流れになってきたのかもしれません。
以前より、猫の「ペット」としての可愛らしさを強調するよう
要求されるようになってきた気がします。
可愛いもの好きな人は多いですもんね。

…でもどうなんでしょう。
絵の中の猫と、実際の生きてる猫は違います。
可愛らしさに騙されて、騙されたくて、ファッショングッズ買うみたいに
生きた猫を飼っちゃう人が増えなければよいのですが。

↓強烈ストッパー投下。
『隠された風景 死の現場を歩く』福岡賢正/南方新社
(※楽天ブックスにアフィリエイトしてますのでご留意下さい。)

私は「動物新聞」という獣医師さんのサイトで、
本になる前のこの作品を読んで、自分の猫のお墓に蜜柑の木を植えました。
まだ小さい木だけど、そのうち実が付いたら食べますよ。
泣きながら鶏 食った小学生達の話には、もう涙腺が引きちぎれそうなくらいに泣きました。
自分はそんな事はしない、自分は違うなんて言えません。
そんなのは現実から目を背けた言い逃れに過ぎない事を思い知らされます。
これから動物を飼おうと思っている人、今 飼っている人、
食事の前に頂きますを言った事がない人、
命の意味を振り返りたい人…色んな人に読んでみて頂きたい本です。


コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

マーカーですか? [お仕事 漫画 アニメ等]

平成19年8月24日(金)

昔、ガラスペンで漫画を描いていた頃にも時々きかれましたが、
今でもたまにきかれるので、ちょっとびっくりする時が有ります。
マーカーとか製図ペン使って描いてるんですか?って。
まあ確かに、あまり線に強弱のない絵ですけど…今はGペンで描いてます。

初めて漫画の道具を買ったのは、実家の近くの文房具店でした。
その頃は今みたいに漫画の道具が普及してなくて、基本的に製図用具を転用していたわけで、
つけペン、烏口、ケント紙(全判)、製図インク…。
田舎の子供でそんな物を買う子なんて珍しいですから、お店の人にすぐ覚えられてしまって。
漫画を描いてる事もすぐ白状させられてしまいました。ハズカシ。

ガラスペンの事を教えてくれたのも、そのお店の人でした。
製図用品のショーケースの片隅に、ペンのような形の不思議な道具があるのを見つけて
ジッと見入ってたら、背後から「それ、漫画描くのに使う人もおるよ。」って。
最初はとても字や絵を書く道具に見えなかったんでびっくりしました。

そこは何だかんだでいろいろとお世話になったお店だったんですけど、
先日帰省した時に見たら、もう廃業してしまっていました。
帰省する度に、そのお店の前を通ると育ての親に会ったみたいで、
ちょっと嬉しい気持ちになれたんですが…。
何となく、いつまでも親をあてにしないで一人で歩けって、
そう言われているような気持ちがしました。

↓ラクガキです。(筆ペン)


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

着物は魔物 [人形装束と着物]

平成19年8月16日(木)

この酷暑の中、所用で度々都心に出向いてたら見事に暑気あたり。
都会の夏は田舎者にはきっついです。ビルの外壁やら路駐の車やら、
ありとあらゆる物から反射熱が襲ってきますから。

だけど出向いた先が主に新橋辺りだったので、土地柄もあってか和装の方を多く見かけて、
なんか得した気分になれました。
角帯を「片ばさみ※」に結んだお兄さんも見かけたし♪(※07年7月10日の日記参照)
駅のホームで、渋い藍模様の浴衣に、帯を貝の口にキリッと結んだ後姿のお嬢さんを見かけて、
「おっ」とばかりにチラチラ見てたんですけど、振り返ったらなんと60代くらいのお姉様でした。

がーーーん、負けた!!と思いましたわ。

いやもうハナから勝負になんかなりませんけども。後姿は20代くらいに見えましたよ。
多分きっと、とても着物を着慣れた方なんだと思います。颯爽としてました。

着物って、時に着る人の品性を残酷なまでにあらわにして見せますものねぇ。コワイコワイ。
定規で計ったかのような隙のない着付けをしていても、
どこか品のない姿になってしまう方もいれば、
鎖骨が見えるくらいにさっくりした着付けをしていても、
えも言われぬ品性を漂わせる方もいるし。まさしく魔物。着物って。

↓新橋では宅急便も和風♪

可愛い下げ看板。→


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

清経ファッションショー(能装束) [人形装束と着物]

平成19年8月7日(火)

能装束の公開講座を見て来ました。
正直言って能って眠たいばっかでワケワカランのですが(スミマセン)、
装束が独特で面白そうだし、更に着付け方まで見せてくれるというもので。

最初は半襦袢に股引姿で現れた若い能楽師さん。普通の和装下着風で意外でした。
衣装は「清経(きよつね)」。平家の武将です。
kosohan.jpg 小袖と「半切(はんぎり)」という袴装着後、上着の「長絹(ちょうけん)」装着。
chohken.jpg 半切は背中にY字型の木の棒を挟んで、そこに差し込んでました。
それであんなにぼっこり膨らむわけですね。
肩脱ぎした長絹は背中で縦に丸めて、矢を入れる箙(えびら)に見立てると。なるほど〜。

太刀をはき面を着けたら「清経」いっちょ上がり。

さすがに間近で舞われると迫力あります…。子供が見たら泣くかも。

しかし講師の方がやたらとギャグを飛ばすので、
面の下でしょっちゅう吹き出し笑いがしてました。いいのか(笑)。


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

なんで雅楽? [人形装束と着物]

平成19年8月3日(金)

8/1に埼玉の大宮氷川神社の例大祭に行ってきました。
「東游(あづまあそび)」の奉納が見たかったので。
それにしても私、なんで雅楽が好きなんでしょうなぁ。昔ッからそうでした。
どの曲も同じような感じなのに(スミマセン)。
もしかしたら、かえってそういう所がいいのかも知れません。
あるものをあるがままに演じて、
人の心に訴えかけようとする強い意志のようなものが感じられないから。
だから安心して観て、聴いていられるのかも。

↓楽人さん達。白い小忌衣(おみごろも)姿が素敵です。
↓舞人さん達。途中で艶やかな肩脱ぎ姿に。白、紺、紅の配色が日射しに映えて眩しいです。

和琴(わごん)の裏側初めて見ました。→

↓裾(きょ)が石帯(せきたい)からずり落ちそうになってて神職さんに直されてたお兄さん。
くしゃくしゃになってます。なんか可愛い♪

神事の後、神職さんが参拝客の群れ(私もその中の一人)に捕まって、
質問攻めに遭ってるよくある光景に出くわしたんですが、ちょっとやりとりが面白かったです。

神職「勅使が毎年来るのはうちの神社だけなんですよ。」

客「伊勢神宮は?」

神職「あそこは勅使じゃなくて御本人が来るから別格です。」

客「あぁ〜。」

そういやそうでした。
伊勢市民は参道沿いに警官が立ち並ぶと
「あ、今日はどなたか(皇族)参られるのかな。」と思うわけです。結構日常の風景。


コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感
(C) 池部ハナコ IKEBE, Hanako   
池部ハナ子

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。