うそフィギュアの愉しみ [人形装束と着物]
平成19年5月25日(金)
いやその…100均ショップで手頃なフェルトを見つけたもので…。
つい作ってしまいました。おバカでスミマセン。
↓金魚姉さんの嘘フィギュア。横座り。
↓台に座ってもらいました。
いっぺん清姫さんのしっぽも作ってみたい気がするけど、
人外度 強いから怖いだけかなあ。とぐろ巻かすの大変そう。
ちなみにクロちゃんもいます。(笑)
※昔の漫画知らない人ゴメンなさい。
うどんの毛ではありません [旅と風物 物見遊山]
平成19年5月24日(木)
帰省中、猫のチビちゃんとよねさんのお墓の様子を見に行ったら、
傍らに植えた蜜柑の木に珍しい物を見つけました。
↓葉っぱの下に何かいっぱいぶら下がってます。
これ、「うどんげ(優曇華)」ことクサカゲロウの卵です。
子供の頃は時々見つけたものだけど、大人になってからは久しく見ていなかったので、
とても懐かしい気持ちになりました。
土地によって凶兆とされたり、逆に吉兆とされる物らしいですが、そう思われるに相応しい姿。
この世の物とも思われぬ程の、薄い緑に透き通る美しさですから。
よねさんチビちゃん、いいもの見せてくれて有りがとね。
内宮前でワン鳴り [旅と風物 物見遊山]
平成19年5月20日(日)
今回でひとまず伊勢志摩レポートは一段落です。
伊勢神宮の鬼門を守護していると言われる朝熊山(あさまやま)金剛證寺、
普段は車か登山道で登るしかないのですけど、
期間限定で臨時バスが出ていたので登ってみる事にしました。
バスが出るまで時間があったので、伊勢神宮内宮の別宮、
伊雑宮(いざわのみや)まで足を延ばしました。
境内にある「巾着楠」→
触るとお金が貯まるんだそうな。そりゃもう触りまくり。
↓日本三大お田植え神事で有名な御神田。神事は六月なのでまだ水も張られていませんでした。
境内で、九州から神社廻りに来ていらっしゃると言う年配の御夫婦と立ち話。
今回は伊勢周辺の神社を中心に廻られるとのことでしたので、
僭越ながら瀧原宮をお勧めしました。めっちゃ交通不便なとこなのに…。
でも行ったかいはあると思うんですよー。内宮を手のひらサイズにちっちゃくしたような、
可愛らしくも清々しい綺麗なお宮さんですから。
鳥羽からバスで朝熊山へ。
展望台から鳥羽の海が見渡せます。乱歩や三島の小説の舞台にもなった所。
この辺りは今も母系社会の名残りがある地域です。
命がけの生業を持つ土地はその傾向が強いんだそうな。現役海女さんが約二千人。
さて、朝熊山金剛證寺といえば、数メートルもの巨大な角柱卒塔婆群で有名だったりします。
結構迫力ある景観なんですが、写真は撮りませんでした。
だって、ひときわ巨大な卒塔婆のたもとに、
ちっちゃい子供用のサンダルがちょこんと揃えて置かれているの見ちゃったら…。
撮れませんでした、もう。
帰りのバスの終点、内宮前で降りたら
偶然にも「お木曳き」(2007年2月4日の日記参照)やってました。
↓でか過ぎてフレームに入らん!!
棟持柱用でした。道理でデカいわ。→
↓宇治橋前はえらい騒ぎに。
この後おはらい町まで無理矢理入って行きました。大丈夫なんかいなぁ。
お囃子はお生やし [旅と風物 物見遊山]
平成19年5月19日(土)
伊勢神宮内宮の目と鼻の先、猿田彦神社の御田祭(おみた)にも行って来ました。
田植神事と言えば、内宮別宮の伊雑宮の勇壮な祭が有名ですね。
こちらのお祭はとても穏やかでのんびりとしたものでした。
神饌。神様へのお供物です。左に土器に載せられた玉苗。
玉苗を捧げ渡す役目をつとめる八人の八乙女(やおとめ)たち。
北斗七星を連想してしまったけど、関連あるのかな。
元は八星の乙女達だったのが、一人が地に落ちて豊穣神となり、
七星になったという伝承があるそうな。
田の面に映る薄物の衵(あこめ)姿の涼し気な事。
位置について〜よーい、どん。
キツい田植えも田楽囃子にのせればはかどります。
両の畦には苗を投げ、糸を渡して間隔を計る人がいます。
有事を共同で支え合う連帯精神が忍ばれる反面、
個にこだわれば生き延びられなかった時代の厳しさも忍ばれます。
大変だったんだろうなぁ…。
しかし玉苗の容れ物は これでええのかー。
植え終わった田んぼで団扇角力(すもう)。ぱたぱた扇ぐだけ。
切れ端を手に入れるとお守りになるという団扇のむしり合いは、
神事の最後に拝殿前であります。
さすがに激しくて一瞬で終わっちゃったので、写真撮れませんでした(笑)。
お疲れ様でした。植方のお姉様方。
ところでこちらの猿田彦神社は、大好きな日本画家の一人、
伊藤小坡(しょうは)の生家でもあります。
物静かで落ち着いた画風ながら、
「形名(かたな)の妻」「伊賀の局」などを画題に選ぶ辺り、
気丈で自立した考えの女性だったんじゃなかろうかと思ってしまいます。
種族を残す為なら男を踏み越えてでも前に進もうとするような、
生物的な母性本能が垣間見えて恐しくさえあります。
でも描かれた女性像は、いずれも由紀さおり似のほんわりした優しい面差しで、
不思議に心があったかくなります。
すぐ近くに小さくて可愛らしい小坡美術館があります。
入館者があると慌てて照明つけるようなのんびり具合が微笑ましい美術館です。
パンチラ装束 [人形装束と着物]
平成19年5月18日(金)
また変なタイトルでスミマセン。
帰省中、伊勢神宮の内宮で、舞楽の奉納があったので観て来ました。
↓「承和楽(しょうわらく)」。作られた時の年号を冠する曲だそうです。
木の陰でよく見えませんが四人舞です。
表袴(うえのはかま)って股あき式なので、足を上げると内股からも赤い下袴が見えます。
計算されたパンチラですな。変なとこ注目してゴメンなさい。
↓「胡蝶(こちょう)」。可愛いぞ! 麗しいぞ!
読んで字のごとく蝶の遊び戯れる様を表した曲だそうです。童子か女子で舞われます。四人舞。
指貫(さしぬき)なので残念ながらパンチラは脇の股立(ももだち)からのみ(笑)。
しかも女性は腰が細いからか、身頃がかぶっちゃって殆ど見えません。
後姿が素敵!!
↓能の奉納もありました。「東北」。金春流。
和泉式部登場。
帰省しました。 [もろもろ]
平成19年5月17日(木)
ちょっと思い立って帰省してました。
先の地震が気になってたのもあるし、
この先の身の振り方について考えたい事もあったので。
まあ、地震の被害は思ったほど酷くなかったみたいでホッとしました。
実は、このまま踏み込んだら漫画家人生断たれる事になるかも知れないような
問題を抱えてしまって、行こか戻ろか思案にくれていたのです。
賢くない選択なのは分かっているけど、でも泣き寝入りはしたくないし。
こういう時マイナー作家は立場が弱いのが泣き所です。
返すべき物を返して欲しいだけなのに。
まぁそれはそれでおいといて、今回は伊勢志摩地方を色々回ってきたので、
何回かに分けて書き込みますね。よかったらおつき合い下さい。
↓三重県限定ベビースターラーメンと伊勢志摩限定地ビール。
いばら餅(2006/5/5の日記参照)も買いました♪
伊勢の藤屋窓月堂で購入。伊勢地方では いばら饅頭って言うようです。
葉っぱをとった所。
ピンクの方はほんのり黒糖風味。