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南国情緒平安時代 [文化芸術]

平成19年10月19日(金)

レンタルビデオ店で溝口健二監督の『新・平家物語』のDVDを借りました。
清盛の眉毛には思わず笑っちゃったけど、ちょっとびっくりしたのが清盛の母親の袿姿。
平安末期の風俗の通り、白小袖無し、裸に直に袴はいてました。
お化粧や所作も当時の再現で、眉は剃ってるしお歯黒してるし、正直ちょっと怖いです。
座る時も片膝立ててるし。

以前どっかで、袿や単の広衿に隠れるから、
白小袖を着なくても胸は見えないって聞いた事があるけど、見えてますがな!!
さすがに映画じゃおっぱい見えちゃ困るから、胸の上から腰紐巻いて、
見えないように工夫はしてましたけどね。それでも胸の谷間はくっきり。
実際は、ちょっと動けばおっぱいぽろり状態だったでしょう。
授乳しやすくて好いかも知れませんね、なんて。

まあ、女の乳くらいで動じるような時代でもなかったんでしょう。
私が子供の頃だって、外出時に人前で母乳で授乳するお母さんなんて珍しくもなかったですし。
どのお母さんも堂々としてましたもんね。

平安時代と言うと王朝文化の華やかなイメージがあるけど、開放的でどことなく南国情緒。
庶民は裸に直に水干着ちゃったりもしてたみたいですねぇ。
もう袖がとれちゃって貫頭衣みたいになってたりして。
郊外じゃ庶民はまだまだ竪穴式住居に住んでた時代だし、
寝殿造りだって壁なしの吹きっさらしだし。
南方文化の名残りを目で観て実感できた気がする映画でした。

ラクガキです。↓


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あかきこころ [お菓子]

平成19年10月14日(日)

故郷の名物がエライ騒ぎを起こして悲しいです。赤福。
冷凍保存は正直に言えば別に悪い事じゃないのに、虚偽や違反はダメでしょう…。

昔から地元では、本店の赤福と駅の売店等で売ってる赤福とでは、
味が違うとよく言われてました。
多分日持ちをよくするために、
売店用は砂糖の量を増やしてるんだろうなんて噂もありましたが、
実は巻き直し商品だったのかも。

この先どうなって行くのか判らないけど、出来る事なら体制をきちんと改善して、
仕切り直して続けて欲しいな、赤福。
本店で入れたてのお茶と一緒に食べる作りたての赤福餅は、本当に美味しかったんですからね。

↓ラクガキです。

明るい陽光を表すのに良さそうな紙「ラングトン」。
絵具が水性サインペンみたいな面白い発色します。


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猫キッスの嵐 [猫]

平成19年10月11日(木)

猫のマリちゃん、年が年なので、半年に一度健康診断を受けてます。
今回の検査の結果は、腎機能の数値が少しだけ改善していてビックリでした。嬉しいな。
順調に悪くなる事はあっても良くなる事はないと思ってたのに、こういう事もあるんですねぇ。
何が良かったのかよく判らないけど、マリちゃんの健康に感謝です。

さてマリちゃん、もうすぐ二十歳になろうと言うのに、食欲も凄いです。
毎朝夜明け前に朝ご飯を要求して、寝ている私の顔中に猫キッスの嵐です。

猫キッスですからね、ぐーりぐり、ごーりごり、ざーりざり、
それこそ満身の力を込めて押し付けて来ます。情け容赦なく猫舌でヤスリかけてきます。
耳許ではニャーニャー騒ぎ立てるし、足踏みして髪の毛踏み付けるし、痛いわうるさいわで、
イヤでも目が覚めます。
食べる量も凄くて、放っといたら猫缶ちっこいの1缶、一度で完食しそうな勢い…。
時々あまりの元気さに、本当に猫なのか?!と不安がよぎる事があります。
いつの間にかもう猫じゃなくなってたりして・・・。

↓ラクガキです。猫と全然関係なくてスミマセン。
アホ絵に色着けて…。いや、楽しいんですけどね♪


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三個で千五百人力の桃力 [うんちく]

平成19年10月5日(金)

すぐ下の9月28日のブログのアクセス数がえらい事になっててびびりました。
さすが、たった三個でヨモツシコメ率いる千五百の黄泉の軍勢を
追い返しただけの事はありますね、桃ちゃん。
…いえそうじゃなくて、はしたない事書いてどうもスミマセンでした。

昔、若気の至りの常で、身の程知らずにも
記紀神話を漫画で描いてみたいなと思っていた時期がありました。
でも私が描いたら、力量はともかく、小学生が大喜びしそうな下ネタだらけで
収拾が付かなくなるに決まってます。天誅下されそう。
例えば神様が厠の溝を下って脱糞中の女性を襲ったり、
女神様のストリップ見て観衆が大笑いしたり、
足りない所に余った所を差し塞いで子を産んだり等、
現代の感覚だと思わず笑っちゃうような記述だらけ。
だけど、当時の人々にしたら真剣な豊穣儀礼だったんでしょうね。

記紀等に度々表れる「ホト」という言葉自体が、実は公的な丁寧語で、
元々の意味は熱を帯びた所、ほとばしる所、というくらいの意味なんだそうです。
「マグハヒ」も然りで、聖婚儀式としての丁寧語とか。
私的な言葉まで列挙するのは、やり過ぎの気がするのでここでは省きます。
ともあれ公式な歴史書として編纂された書物に記録されるくらいだから、
それがどれだけ神聖視されていたかは容易に想像できます。
女の裸や汚穢なんぞでおたおたしてる場合じゃない、
生の不安と死の恐怖がいつも隣り合わせの厳しい時代だったんでしょう。

…いや、もうこの辺にしておきます。この手の話題はまたいつか。

↓ラクガキです。


細目の方がザリザリした画面になる変な紙「モロー」。上が細目、下が荒目。
発色が好いですねー。ワットマンみたいに内側からふわぁ〜っと光る感じ。


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(C) 池部ハナコ IKEBE, Hanako   
池部ハナ子

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