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我田引水で行こう [もろもろ]

平成21年12月31日(木)

さて、色々あった今年も今日でついに大晦日。
何とかここまでやり過ごせた事に感謝です。
高齢猫のマリちゃんも無事に年を越してくれそうです。嬉しいな。

来年は何とか漫画復帰したいところです。
でもこの稼業、一度休んでしまうと流れを取り戻すのがとても難しいのが現実なのですよね。
そんな甘い世界ではありません。
しかもこの御時世で、マイナーで、実績も無くて、どうするつもりなんでしょう?自分。

だけど一度は漫画家になれて、自分の漫画を読者様に見て頂けたんだから、
こんな幸せな事は無いとも思ってます。
とりあえずやれる事はやってみて、うまく事が運ばなくても、それはそれで悔いは無いかも。
だけど、もし良かったら応援して頂けると嬉しいです。生暖かい目でも(笑)

ともあれ、今年もおつき合い頂きまして、誠に有難うございました。
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。

↓今年最後のラクガキ。
nagi-michi.gif
薙刀男子漫画なんてやってみたいなんて思ったり…。
ハーレムネタになっちゃうかしら。
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小鳥のドイリー [もろもろ]

平成21年12月26日(土)

リハビリのつもりで編んでみたレース編み。小鳥のドイリー。
kotori.jpg
さて、漫画を休んで一年半程になる私ですが、休んだ途端に緊張が解けたのか、
今年は更に色んな不調が出て来て困ったもんでした。愚痴でゴメンなさい。

癌検診に引っ掛かったのもびびったし、視界に変な亀裂が見えるようになった時には、
ついに精神いかれたかと思いました。
眼球より先に精神疑ってしまうとは何と小心な、情けない自分やのぅ。
幸いそれらはほどなく解消されましたが、
ある日突然、手足に激痛が走るようになったのには、かなりの恐怖を覚えました。
一番酷い時には、足は痛みで引きずり歩きしか出来ないし、
手は給湯の湯が当たっても痛くて、箸さえも持てない、字はミミズ…。

回復するまで、一年かかるか二年かかるか一生か…ときいた時、
もしこのまま治らなかったら、果たして生きる希望が持てるのだろうか、自分?って、
自分で自分が心配になりました。
洒落にならないから書かなかったけど、怖かったんですよぅ〜。

でも幸いな事に、そんなに長くもかからず、今は殆ど元通りに回復出来たので良かったです。
もう手先と目を使うレース編みだって出来ますよ。ペンも持てます。
神様 仏様 お陰様に感謝、感謝。
最初に処方された薬が合わずに、酷い薬疹が出てビビッタのも、いい経験。
よりによってそれが大形連休の初日で、病院はお休みだし、
下手すりゃ救急車…?って、びくびくしながら過ごしてました。

ともあれ何もかも大事に至らなくてヨカッタです、ホントに。
そしてお仕事休んでる時で良かった。悪運強いぞ、自分。
もう大丈夫。来年はきっと小鳥の様に天高く舞い上がりますわ。
ナントカと煙の様にじゃなくってよ!!

※小鳥のドイリーの編み図→『40番の白いレース編み』雄鶏社
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再現丼・中勘助の [食べ物]

平成21年12月18日(金)

中勘助(なか・かんすけ)の随筆に書かれてた「親なし丼」 こと、
" 切干しと里芋をからめに煮て玉子でとぢたの "
…というのがとても美味しそうだったので、再現してみました。青みは大根の葉っぱ。
kiriboshisatoimodon.jpg
田舎の婆ちゃん料理みたいな画像でゴメンなさい。
でもすっごく美味しかったです。これはいいわ〜。また作ろうっと。

中勘助を、私は小説から先に知りました。
『犬』や『鳥の物語』等を読んで、人間の業の哀れにぼろぼろ泣いて、
随分 後になって代表作の随筆『銀の匙』を読みました。
それで、あまりの世界観の差に拍子抜けしたものでした。
小説は泥土のように生々しくも哀しく、随筆は金色の夕陽のように儚くて切ない。
でも、どちらも真実なんでしょうねぇ。
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きな粉ボール [お菓子]

平成21年12月14日(月)

9月7日の日記で「すはま団子もどき」の作り方を書きましたが、
それとほぼ同じ材料で作った「きな粉ボール」です。
材料は同じでも、今回は食感が すはま よりもクッキーに近いかな。
kinakoboal.jpg
[材料]
きな粉・180g 砂糖・100cc 小麦粉・100cc 水・120cc 塩・小さじ1

[作り方]
1)材料を全て混ぜて、全体にしっとりさらっとするまでよくすり混ぜる。
2)適当な大きさにギュッと押し固めながら丸める。ばらけ易いので頑張りましょう。
3)500W電子レンジで2〜3分過熱して出来上がり。

甘さは更に控えめで、塩味がきいているので甘い物が苦手な方にも。
お好みですり胡麻やシナモン等混ぜても美味しいです。
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清方来し方 [文化芸術]

平成21年12月8日(火)

先月、観に行ったサントリー美術館の感想です。

「清方/Kiyokata ノスタルジア 名品でたどる 鏑木清方の美の世界」展
会期:2009年11月18日(水)〜2010年1月11日(月・祝)

十年ぶりに再会した「妖魚」は変わらぬ美しさで。
ガラス越しの観賞は何となく水族館に入れられた人魚さんを観るようで、
ちょっと面白い感覚です。
いつの間にか黒だと思い込んでた海と岩の色、実は綺麗な緑青でした。
ああ多分、それでお山の人魚だと思ったんですねぇ、私。
渓谷の水の色って、しばしば森の色が溶け出したみたいな色ですもんね。
銀白色の鱗に覆われた尻尾は半透明に光り、その下の薄赤い皮膚が透けて見えるよう。
これどうやって描いたんだろう…って、つい見入ってしまいました。
(「妖魚」の展示は前期(〜12/14)のみだそうです。)

美人画や歴史画、風俗画等の麗しさや微笑ましさは語るまでも無く。
個人的に面白かったのは、
清方が駆出しの頃に描いてた新聞の挿絵や、清方の製作風景の写真特集です。
挿絵なんて結構お馬鹿っぽいのがあって吹き出しそうになったし、製作風景では、
絵具を早く乾かす為に団扇でパタパタあおいでる清方にほのぼのしました。
ドライヤーで無慈悲にガーなんてやらないのね。
ミュージアムグッズで清方画の美人歴史双六なる物があって、
振り出しは木之花開耶姫(このはなさくやひめ)。
しかし あがりが玉藻前(たまものまえ)ってどういう趣向なんでしょ。
古今より美女の魔性には抗い難し…とか?

↓一階エントランスのサンタツリー。ちっちゃいサンタがいっぱい。
st1.jpg
st2.jpgサンタ吊るし上げ?
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(C) 池部ハナコ IKEBE, Hanako   
池部ハナ子

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