国魂(くにたま)

平成19年4月2日（月）

能登半島地震の報道を見ていたら、倒壊した町並みの中を犬の散歩してる人がいて、
不謹慎だけどちょっとホッとしました。
しかも、ちゃんと後始末用のビニール袋まで持ってて。
どうしても災害時は人間優先になってしまいますもんね。
ちゃんと面倒見て貰えてるんだーと思って。

「国魂(くにたま)」とは文字どおり国の魂と言う意味で、
国、つまり土地、大地にも魂があるという考えを表す古い言葉だそうです。
大地を生き物とみなしているわけですね。
その上に暮らすということは、その土地の肉親となるようなものじゃないでしょうか。
災害の報道を知る度に、何故かこの古い言葉が思い浮かぶのです。
呑気ですみません。

花は大地の魂の発露ですね。