着物は魔物 [人形装束と着物]
平成19年8月16日(木)
この酷暑の中、所用で度々都心に出向いてたら見事に暑気あたり。
都会の夏は田舎者にはきっついです。ビルの外壁やら路駐の車やら、
ありとあらゆる物から反射熱が襲ってきますから。
だけど出向いた先が主に新橋辺りだったので、土地柄もあってか和装の方を多く見かけて、
なんか得した気分になれました。
角帯を「片ばさみ※」に結んだお兄さんも見かけたし♪(※07年7月10日の日記参照)
駅のホームで、渋い藍模様の浴衣に、帯を貝の口にキリッと結んだ後姿のお嬢さんを見かけて、
「おっ」とばかりにチラチラ見てたんですけど、振り返ったらなんと60代くらいのお姉様でした。
がーーーん、負けた!!と思いましたわ。
いやもうハナから勝負になんかなりませんけども。後姿は20代くらいに見えましたよ。
多分きっと、とても着物を着慣れた方なんだと思います。颯爽としてました。
着物って、時に着る人の品性を残酷なまでにあらわにして見せますものねぇ。コワイコワイ。
定規で計ったかのような隙のない着付けをしていても、
どこか品のない姿になってしまう方もいれば、
鎖骨が見えるくらいにさっくりした着付けをしていても、
えも言われぬ品性を漂わせる方もいるし。まさしく魔物。着物って。
↓新橋では宅急便も和風♪
可愛い下げ看板。→
池部ハナ子
コメント 0