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清方の「妖魚」 [文化芸術]

平成21年11月8日(日)

今月はサントリー美術館で鏑木清方の展覧会が始まりますね。

「清方/Kiyokata ノスタルジア 名品でたどる 鏑木清方の美の世界」展
会期:2009年11月18日(水)〜2010年1月11日(月・祝)

ずーっと前から楽しみにしてたし、「妖魚」も展示されるし、
とっても観に行きたいけど、高齢猫のマリちゃんが心配だし、どうしようかな。
マリちゃん、調子は悪くないんですけど、高齢だけに、
いつ突然ポックリ逝っても不思議はないなんて、獣医師に脅されてるんですもん。

1999年の東京国立近代美術館で、上京して初めて観に行った展覧会が鏑木清方展でした。
そこで「妖魚」の実物に初対面できて、身震いする程に嬉しかったっけ。
実は、私の人魚の漫画のきっかけの一つなんですよね、鏑木清方の「妖魚」。
随分 昔にTVの美術番組で観て、それで。

黒い海の岩の上に横たわる、なまめかしい白い肌の黒髪の人魚。
その手の中には、苦悩のあまり自ら捕われたかのような一匹の小魚。
その姿はまるで、深山幽谷の淵に潜む主(ぬし)の様に思えました。
いつか、いつかは、そういう人智を超えた物をも描ける様になりたいな。

↓今日のラクガキ。
suso.gif
昔の着物の着付けって、みんな裾広がりでマーメイドラインっぽいですよね…。
奈良平安も、中世も、江戸時代も。裾つぼまりになったのって、結構最近なのかな。
関東は特にその傾向が強いんだそうですが、やはり武家文化の名残りなのかな。
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(C) 池部ハナコ IKEBE, Hanako   
池部ハナ子

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