馬は友人

平成22年7月16日（金）

獣医師 増井光子さんの訃報を聞きました。
子供の頃から憧れの女性だったのですよ。
大きくなったら動物関係の仕事に就きたいと、
無邪気な希望を抱いていた時期が私にもありました。
成長するにつれ現実の過酷さを知って、なおさら尊敬の念を強くしたものです。

馬術競技中の事故だったと聞きました。
ああ、ラジオで馬の話を嬉しそうになさっていたのは、
まだ最近の事だったなぁと思い出しました。
「馬は人間を友人だと思ってる。」
とおっしゃってました。
主人だとは思ってないんだそうです。
(確か犬は主人、猫は猫と思ってるともおっしゃってたような)
本気を出されたら絶対に勝てないものを相手にしていると、
昔、乗馬教室の職員さんにも聞きましたっけ。

愛護の気持ちだけで動物とつきあうのは片手落ちだと、
著作やお話の中で何度も教えられました。
長きに渡って多くの事を教えて頂いた事に感謝、そして慎んで哀悼の意を表します。
今でも憧れの先生です。