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三個で千五百人力の桃力 [うんちく]

平成19年10月5日(金)

すぐ下の9月28日のブログのアクセス数がえらい事になっててびびりました。
さすが、たった三個でヨモツシコメ率いる千五百の黄泉の軍勢を
追い返しただけの事はありますね、桃ちゃん。
…いえそうじゃなくて、はしたない事書いてどうもスミマセンでした。

昔、若気の至りの常で、身の程知らずにも
記紀神話を漫画で描いてみたいなと思っていた時期がありました。
でも私が描いたら、力量はともかく、小学生が大喜びしそうな下ネタだらけで
収拾が付かなくなるに決まってます。天誅下されそう。
例えば神様が厠の溝を下って脱糞中の女性を襲ったり、
女神様のストリップ見て観衆が大笑いしたり、
足りない所に余った所を差し塞いで子を産んだり等、
現代の感覚だと思わず笑っちゃうような記述だらけ。
だけど、当時の人々にしたら真剣な豊穣儀礼だったんでしょうね。

記紀等に度々表れる「ホト」という言葉自体が、実は公的な丁寧語で、
元々の意味は熱を帯びた所、ほとばしる所、というくらいの意味なんだそうです。
「マグハヒ」も然りで、聖婚儀式としての丁寧語とか。
私的な言葉まで列挙するのは、やり過ぎの気がするのでここでは省きます。
ともあれ公式な歴史書として編纂された書物に記録されるくらいだから、
それがどれだけ神聖視されていたかは容易に想像できます。
女の裸や汚穢なんぞでおたおたしてる場合じゃない、
生の不安と死の恐怖がいつも隣り合わせの厳しい時代だったんでしょう。

…いや、もうこの辺にしておきます。この手の話題はまたいつか。

↓ラクガキです。


細目の方がザリザリした画面になる変な紙「モロー」。上が細目、下が荒目。
発色が好いですねー。ワットマンみたいに内側からふわぁ〜っと光る感じ。


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(C) 池部ハナコ IKEBE, Hanako   
池部ハナ子

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